神は更なる試練をお与えになるのか?
太平洋沿岸を主とした日本の外縁部では
津波警報や漁船の転覆だったが
表立っては変化のない瀬戸内の海辺の果樹園で
いつものように農作業に没頭しながら
この海からもつながっている南太平洋の美しい島々と
美しい人々がまず無事であることを願う。
1991年6月に発生したピナトゥボ山の噴火は
93年の冷夏を誘導したとされ平成の米騒動となった。
当時デザインを学ぶ学生で自炊は突然タイ米ばかりになった。
また、この1991年は
この島のみかん農家さんの昔話で必ず話題に上がる
いわゆる「平成3年の台風(9月)」の年でもある。
中島のみかん産業に壊滅的な打撃を与えた。
島の柑橘産業の被害総額は67億7千万円である。
バタフライ・エフェクトも
規模が大きくなれば当然えげつないが
この例を踏まえ1、2年後に影響があるとすれば
頭に入れておくべきなのかもしれない。
(ついでに地区の消防団の副団長か
団長の役にあたる時期である..orz)
瀬戸内海を目の前にする台風の甚大被害(特に塩害)には
どうしようもないが冷夏に対しては打つ手があるかもしれない。
醋酸=お酢の葉面散布も考えれらる。
今から農作業予定表に書き添えておく。
何もなければありがたいけど。
とりあえずたった今できることといえば
みかんの木々と会話するしかない。
産後(収穫後)のクタクタな樹勢の回復と
次シーズンの花芽(子供=果実)に向けての
「道法酵素」と「エキタン有機」の葉面散布作業である。
(通常は「尿素」という資材が一般的だが化成は避けたい。)
葉面散布で葉から取り込まれる液分はたかだか
10%であとの90%はただ地面に落ちるらしい。
それでもやらないよりはいいかもしれない。
収穫後に計3回の、今回は温州類2回目。
あと1回ももちろん暖かい日を狙って散布するつもりだ。
人間の存在は儚い。ましてや一個人となると尚更である。
強烈な魚の発酵臭の液体(エキタン有機は魚系のアミノ酸液肥)に
頭からずぶ濡れになりながらそれでも、
「たとえ明日、世界が滅亡しようとも今日私はリンゴの木を植える。」
byマルティン・ルター
みたいなもんか。
※アイキャッチ画像はCNNより